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May 2010 の投稿一覧です。
カテゴリー: 総合
投稿者: maruzen
外食産業の市場規模は1997年をピークに縮小し続けている。そのなかで、例外的に売上高、出店数を伸ばしているのが回転寿司のチェーンだ。
 今年3月に発表された、小売り・サービス29業界を対象にした「顧客満足度ランキング」でも、回転寿司の大手3社が上位に名を連ねた。3位=あきんどスシロー(店名スシロー)、13位=くらコーポレーション(同くら寿司)、20位=カッパ・クリエイト(同かっぱ寿司)で、飲食業界だけに絞れば、それぞれ1位、2位、4位と上位独占の勢いである。
 回転寿司のコスト構成比を、顧客層(郊外型ファミリー)はほぼ同じだが、現在、苦境に立たされているファミリーレストランと比べてみよう。
 飲食店を運営するのに必要な主要コストは食材費、人件費、水道光熱費、家賃の四つ。なかでも食材費に注目してみよう。飲食店では、売り上げに占める食材費の割合を原価率と言う。この原価率は、ファミレスの場合は30%程度というのが業界の常識となっている。ところが、スシローの原価率は51~52%、くら寿司も50%近い。かっぱ寿司は40%弱。つまり寿司のネタにお金をかけているのだ。このご時世、原価にしっかりお金をかけているところほど伸びているというわけだ。
 和洋中と幅広い食材を扱わなければならないファミレスに比べ、回転寿司は魚に専門特化している。その分、仕入れルートの確立、一括大量仕入れなどで価格以上に質のよいものを手に入れられる余地も大きい。
 客の持つイメージは「どうせ一皿100円前後。安いネタを提供して儲けを出しているのだろう」となりがちだが、実際は「安くて美味しかった」と、お得感を抱いて店を出ることになる。しかも日本人はみな魚の新鮮さや味には敏感だ。美味しいとなれば、次第に評判も高まる。
 アメリカでも15年ほど前の不況下で「アウトバック・ステーキ」というチェーン店が成功した例がある。同チェーンも、業界の常識が30%程度だった原価率を45%と非常に高く設定して人気を得た。ステーキも魚同様、質のよし悪しがわかりやすい食品だ。不況の時代、客は店の雰囲気より食べ物そのものの充実感、お得感を求めるのだろう。
 さらに、回転寿司大手チェーンは、タッチパネル式の注文、5皿につき一回の景品抽選、新幹線の車両型のお皿に注文品が載ってきて目の前で停車する特急レーンの設置など、高いエンターテインメント性を備えている。それが子供の心をしっかり捉え、ファミレスの地位を奪う理由の一つになっている。
 また、人件費も、回転寿司は客数のわりには低めで済む。機械化で寿司を握る職人に本格的な技術は要らないし、フロアで接客する人数もファミレスに比べ少なくて済むからだ。だから、原価率が高くても利益は出る。原価率50%、人件費20%として利益率6%程度と推定していいだろう。
 ただ、原価率50%超という異常なコスト構成の業界が今後もずっと好成績を維持できるか否かはわからない。大繁盛のわりには利益も株価もけっして高くはない。リーマンショック以降、高級魚需要の世界的低下で、より品質のよいものが、より安く手に入るという状況が続いており、それが回転寿司業界の上昇スパイラルを支えてもきた。
 しかし、客は飽きやすく同レベルでは満足しないもの。今後、魚価が上がって、ひとたびスパイラルが逆回転となったとき、原価率の高さが足を引っ張る要因ともなりかねない。
カテゴリー: 総合
投稿者: maruzen
消費不況に苦しむ居酒屋チェーンが、顧客獲得のため、低価格競争を繰り広げている。
 各社は、人件費を削って安価なメニューを繰り出し、利用者のつなぎ留めに躍起だ。
 居酒屋大手のワタミは6月、料理メニューの7~8割を1品250円に抑える格安店を都内に出店し、年内に10店舗まで増やす計画だ。「昨年夏以降、顧客の財布のひもが急速に締まり、市場はこれからも緩やかに縮小する」(桑原豊・ワタミ社長)との分析からだ。
 客はテーブルの端末で注文した料理を調理場まで取りに行く。「ファストフード」のシステムを使って人件費を抑え、低価格を実現する計画だ。客1人当たりの消費額は、「和民」の2600円に対し、格安店は1800円を見込んでいる。
 コロワイド東日本は今月、居酒屋「甘太郎」で299円と399円の低価格品を大幅に増やし、1品400円以下のメニューの割合を全体の約4割に引き上げた。工場加工を強化して店内での調理作業を減らした。「少額の利用も取り込んでいきたい」(甘太郎第一事業部の早川伸一朗部長)との狙いだ。
 三光マーケティングフーズは09年5月から、居酒屋「東方見聞録」「月の雫」などで、全品270円均一を打ち出し、低価格路線をリードしている。
 全国の居酒屋の4月の売上高(全店ベース)は、前年同月比6・6%減となり、16か月連続で前年を割り込んだ。会社帰りのサラリーマンやOLの利用が減り、家庭での食事を好む「内食化」や、若者の酒離れが進んでいる。各社の知恵の絞り合いは続きそうだ。
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投稿者: maruzen
 哲学的な話になるが、人間はどんな人物であれ「役割」があるから産まれてくる。
 例えば人生をかけて一人の子供を育てるだけかもしれない。例えば近所の空き地を守るためだけかもしれない。
その答えは人生が閉じるときにはじめて分かる。
みんながみんな偉大な人物で終わるということには違いない。
 有名になる必要はない。誰かに知られる必要もないのだ。今日の1歩はあなたのためにある。太陽は降り注ぐ、そして雨も降る。地球に産まれたことに感謝しようではないか。

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投稿者: maruzen
喫茶店は、座席とテーブルがあって、フルサービスで飲食を提供してくれる既存型喫茶店、例えば銀座ルノアールやカフェコロラドなどと、スターバックスコーヒーやドトールコーヒーなどのセルフサービス型カフェに分けられる。ここ数年、威勢が良いのはセルフサービス型カフェで、既存型をどんどん駆逐していき、街中にはカフェがあふれている。こうした傾向は都心部でより強い。
反面、地方にはその地方独自に発展している喫茶店が存在していて、とてつもなく強い人気を誇っていたりする。その最たる例が名古屋を中心とした中部一円で人気のコメダ珈琲だ。
ちなみに、喫茶店市場は2008年で、約1兆4500億円市場(民間調査機関「富士経済」が発表)で毎年堅調(1~3%の間)に拡大しているといわれている。外食業界全体が厳しいと言われる昨今、新規参入などにチャンスがある数少ない市場となっている。
 特に元気なのは、スターバックスコーヒーとコメダ珈琲ではないだろうか。
スターバックスコーヒーは、日本に「ラテ(エスプレッソにミルクを入れたコーヒー)」を定着させたといわれる1996年に日本1号店をオープンしたセルフサービスカフェだ。2009年3月期は、金融危機などによる世界同時不況の影響を受けて、過去最高益というわけにはいかなかったが、それでも微減に留めた。その前年の2008年3月期は過去最高売上最高利益であったことを考慮すると、元気な企業と言えそうだ。
 スターバックスコーヒーが元気な企業の理由は、消費者ニーズに合致しているからではなく、消費者ニーズを作り出しているからと言われている。言い換えれば潜在ニーズを顕在化することがとてもうまいと言えそうだ。
 日本に上陸してしばらくは「都会的でおしゃれで新たな憩い場」的なブランディングでおもに若い女性のニーズを発掘し、その後主婦層のニーズに合致させ、最近では「スターバックで食事もしたい」や郊外に出店し「ドライブの途中でもスターバックスで休憩したい」という過去にはなかったニーズすら顕在化させている。
 また、コメダ珈琲は、名古屋では「知らない人はいない」と言われるくらいの超々有名店だが、その他の地域ではほとんど知られていない「ローカルスター」だ。
 そのコメダ珈琲が「全国のスター」を目指して東京に本格的に出店してきた。当初はフルサービス型喫茶店は、「東京では人気が下降気味だから成功しにくいのでは」「東京には喫茶店文化がないので中部では文化の一部となっているコメダ珈琲はどうか」などと懸念の声が多かったが、オープンしたらほとんどの店舗で昼間は満席状態が続くほどの人気になり、今ではポストファミリーレストランの一番手のとされている。
 コメダ珈琲が東京で受け入れられた要因は、「お値打ち感」と「安心感」であろう。コメダ珈琲のメニューは、フードが充実し、十分食事需要にも対応できるメニュー構成となっているが、ドトールコーヒーなどに比べれば高い。しかし東京での出店立地の競合相手は、おもにファミリーレストランで、それに比べてば2~3割は安い。これがお値打ち感となっている。
 また安心感とは、何時間粘ろうとも「帰れプレッシャー」をかけないことにある。喫茶店でよくあるが、お客様がコーヒーなどを飲み終えていると、水を頻繁に継ぎ足しにくることやお茶を出すことがある。これはお客様にとっては明らかに「帰れプレッシャー」だ。コメダ珈琲は、こうした行為をしないようで、平気で3時間4時間と粘るお客様がいるらしい。でもお客様にとってこれはゆったりできる安心感に繋がる。
このコメダ珈琲のような業態が、実は目立ち出している。
ファミリーレストランは飲食業として斜陽期に入って言われている。とはいえ、郊外での食事や休憩のニーズがなくなったわけではない。
 その受け皿として、郊外型のスターバックスコーヒーやコメダ珈琲が脚光を浴びはじめている。これはチャンス。日本の外食産業を牽引してきたファミリーレストランの市場が目の前に広がっているのだ。
 ということで、スターバックスコーヒーやコメダ珈琲に続けとばかりに、いくつかの喫茶店が郊外型に進出を始めている。例えば珈琲館はフルサービス型で都心中心の喫茶店であり、売上高も店舗数も減少の一途をたどっていたが、UCC上島珈琲の傘下に入るや否や、郊外型にシフトし、息を吹き返している。
 喫茶店(特に街中のフルサービス型喫茶店)は、昔からある誰にでもできるビジネスのイメージが強く、時代遅れ的な感があった。ところがロードサイドでは最先端な業態だ。喫茶店市場に参入するのであれば、ロードサイド立地で、今がチャンスだと言える。
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投稿者: maruzen
 1.今回はプラス発想型人間、
 2.すなお肯定型人間、
 3.勉強好き、挑戦好き、やる気型人間、
 4.謙虚な笑顔人間、
 5.長所伸展型人間、
 6.自助型人間、
 7.辛抱、執念型人間、
 8.着実、バランス安定型人間、
 9.強気、負けん気、思いやり型人間、
 10.秩序維持型自由人
なかなか10点満点という人は少ないでしょうねぇ・・。
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投稿者: maruzen
 東南アジアに旅行に行く機会がありまして、現地でお世話になったお礼に何が欲しいか尋ねたところ、「薬が欲しい」と言われました。
 現地では貧しく病院にかかることもできないらしく、最初はビックリしたのですが、旅行用に持って行った常備薬
(風邪薬や下痢止め、かゆみ止めや軟膏、絆創膏など)を一式、旅の終わりにプレゼントしたところ大変喜ばれました。
 日本製の薬はよく効くし安全して使えるんだそうです。こういうことは日本にいたら気づけなかった。母国が誇らしく思えて嬉しかったです。
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投稿者: maruzen
<全体概況>
3月度売上状況は、全業態トータルで 98.4 %と前月に続き前年割れとなった。前年より休日が一日少なく、3月中旬から下旬にかけて気温低下とともに天候悪化という悪要因がある中、底堅い推移をみせる。客単価が 97.2 %と前年より下がったものの、客数は今月も 101.3 %と12月から連続して前年を上回っている。 店舗数の前年同月比は 100.0 %と前年並み。。

<業態別概況>
■ファーストフード業態
売上は 98.9 %と前年を下回った。麺類チェーンのみ前年を上回り、売上高 113.2 %と好調が持続した。洋風チェーンは、売上 97.9 %と前年割れとなるが、客数 101.7 %、客単価 96.3 %だった。牛丼チェーンに代表される和風チェーンは、売上 91.5 %、客数 92.9 %、客単価 98.5 %と値引きによる集客効果は限定的だったとみられる。当該会員社からも、「計画を下回る結果で、今冬から続く厳しい状況は変わっていない」というコメントが寄せられた。

■ファミリーレストラン業態
売上は 98.9 %と前年割れとなったが、引き続き回復傾向にある。客単価は 97.1 %と低下したものの、客数は 101.9 %と前年及び前月も上回った。中でも、洋風チェーンは売上 102.0 %と伸張した。

■パブ・居酒屋業態
売上は 96.1 %と前年を下回った。客単価 98.6 %、客数 97.5 %と前年割れとなったが、一部では「寒の戻りによる、桜の開花の遅れが売上増加につながった」という会員社のコメントも見られた。

■ディナーレストラン業態
全業態の中で唯一、客単価が 101.4 %と前年を上回ったものの、客数は 95.9 %と下回ったため、売上は 97.2 %となった。

■喫茶業態
客数は 99.2 %とほぼ前年並みだったが、客単価が 98.0 %と前年割れとなり、売上は 97.3 %と前年を下回った。
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投稿者: maruzen
東日本、中日本、西日本と本州四国連絡の高速道路4社は6日、ゴールデンウイーク(GW)期間(4月28日~5月5日)の高速道路の交通状況を発表した。10キロ以上の渋滞回数が408回(昨年402回)、30キロ以上が53回(同58回)に上るなど、「休日上限1000円」割引の実施で利用者が大幅に増えた昨年並みの大混雑となった。
 期間中の1日平均交通量で見ると、東京湾アクアラインの川崎浮島ジャンクション(JCT)-海ほたるパーキングエリア(PA)の区間(神奈川県、千葉県)が前年比14%増加。昨年8月に始まった通行料の800円への値下げなどが影響したとみられる。 
 来月からは長距離が2000円となるようですが、皆さんは今年のGW商戦いかがでしたでしょうか?天気に恵まれた3日間でしたので多くの人が外出をしたと思います。その方達が全て外食をしてくれたらいいのですが・・・・。今年は遠・安・短の旅行が主流だったようです。浜松祭りは例年以上に多くの人手だったようですが、市内を走る車の数は少なかったように感じました。例年これから7月頃までは浜松は消費が厳しくなると言われてますが、今年はそうならないことを祈っております。
専務 小栗豊人
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投稿者: maruzen
 できるビジネスマンとできないビジネスマンの差はずばり「メモをとっているか?」だけであるどんなにいいアイデアも忘れてしまっては何の意味もない。
忘れないためのツールおして「メモ」があるわけでこれを使いこなしてる人間は強いのである。
 アイデアというのは歩いていたりすると突如沸いて出てくるので紙とペンが一番いい。以前はかっこつけて携帯でメモっていたがある日水没して過去3ヶ月分のメモが消えた。
何でもデジタルに頼るのはそれもまたできないビジネスマンだと思う。