MJメールマガジン読者の皆さま、新年明けましておめでとうございます。本年も昨年以上に読み応えのある記事を載せていく決意です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
 日本記者クラブでは毎年、1年を予想するアンケートを年初に実施しています。

 今年の問題は
(1)12月31日現在の首相は誰か
(2)夏の参院選で自公の合計議席が非改選と合わせて過半数を占めるか
(3)一時的にも1ドル=100円台に下がることがあるか
(4)年内に日本はTPP交渉に参加しているか
(5)12月31日現在の日銀総裁は誰か
(6)シリアのアサド政権は崩壊するか
(7)10月から年末まで、尖閣諸島での領海・領空侵犯はなくなっているか
(8)12月31日現在、国内で稼働している原発は何基か
(9)2020年夏季五輪は東京に決まるか
(10)競馬の凱旋門賞で日本馬が優勝するか
――の10問です。これをすべて正解するのはなかなか難しいでしょうね。

 これにならって、流通・消費・景気に関連する10の問題を作ってみました。
(1)14年4月の消費増税(5%→8%)は確定するか
(2)13年11月の全国消費者物価指数(生鮮食品を除く)は前年同月比0.5%以上の上昇となっているか(昨年11月は0.1%の低下)
(3)スーパーの値下げ競争は今年後半も続いているか
(4)円安の影響で食料品の値上げが広がるか
(5)昨年、既存店売上高が9年ぶりにマイナスになった日本マクドナルド。今年は増収に転じるか
(6)NTTドコモはアップルのスマートフォン「iPhone」を導入するか
(7)百貨店の定休日設定や営業時間の短縮は広がるか
(8)海外旅行者数は過去最高だった昨年を上回るか
(9)小売・外食企業の中国進出は停滞するか
(10)年末に「景気が良くなったなあ」と実感できているか――。

 最後の質問に対する答えは人それぞれでしょうが、期待を込めて「はい」と答えておきたいですね。
       (日経MJ 飯田 展久)