昔から言われていることですが、過酷な運命や出来事は,それに耐えられることができる人にだけ訪れるものだ,と。
わかってはいるけれども,当の本人はそんなのんきなことは言っていられません。厳しい状況をどうやって乗り切るか?八方ふさがりの中で,どう打開していくか?なんの手だても見つからない中,どちらに進んだほうがいいのか?自問自答しながら,もがき苦しみ悩みます。
 どんな過酷な運命も,必ず解決・収束していくものです。なぜなら,時という万能薬が人生にあるからです。
どんな困難なことも,時が解決していってくれるものです。
 そして,乗り切ったとき,ふっとこう思います。「あの困難は,何か理由があって自分に起こったに違いない。自分に何かを体験させ学ばせたかったに違いない」と。
 どんな大変なことも辛いことも困難なことも,それを乗り越えることが必要な
人にだけ訪れます。そして,耐え乗り切ることができる人だけに訪れるものなのです。
誰もが辛い経験をしているわけではありません。辛い経験をする人は,選ばれているのです。その時は辛いですが,だからこそ,前向きに「私は耐えられることができるから,この困難が訪れたのだ!」と思い,全力でことにあたることが大切です。決して,途中で投げ出したり自暴自棄になってはいけません。
 大変な経験,辛い経験も必ず自分の血となり肉となります。無駄な経験はないのです。投げ出さずしっかりと受け止めてほしいと思います。