「以前は研究室で飲み会をすると、2次会、3次会は当たり前でした。でも、最近は2次会に来る学生がめっきり少なくなりました」
「経営の設計学」でお馴染みの宮田秀明・東京大学教授は、研究室の学生たちがお酒を飲まなくなったと言う。「食事に誘うとみんな喜んでついてくるのですが、飲み会だと反応が鈍い。学生がお酒を飲まなくなったのは、ここ20年来のトレンドですね」。
 この傾向は会社の中でも同様だ。かつては「飲ミニケーション」とも言われたように、酒の席は、社内で欠かせないコミュニケーションの場所だった。また、上司が部下を誘えば、部下は断れない雰囲気があった。だが、今は決してそんなことはない。皆さんの会社ではどうだろうか。