日本フードサービス協会(略称JF、東京都港区、米浜和英会長)の会員企業を対象にした外食産業市場動向調査によると、2007年9月の既存店ベースの売上高は前年同月比103.1%。今年1月からは、7月を除き前年同月実績をずっと上回っている。
 9月の既存店客数は前年同月期比102.6%、客単価も100.5%とともにプラス。客数、客単価がともにプラスになったのは今年1月、8月に続き3度目のこと。台風があったものの例年に比べて気温が高く、残暑が続いたこと、曜日の巡りがよく、土・日がそれぞれ昨年より1日多かったことが影響したようだ。
 業態別で見ると、相変わらず「ファストフード」が好調。既存店売上高は前年同月比で108.5%だった。同じく好調を維持していた「喫茶」は、今年初めてマイナス(同99.4%)に。逆に、長期間マイナスを続けていた「ファミリーレストラン」が、今年1月以来のプラス(同100.1%)になった。「ディナーレストラン」も2カ月ぶりの既存店プラス(同100.8%)。「パブレストラン/居酒屋」(同94.4%)は依然として厳しい状況を抜け出せていない。
新規店を含めた全店・全業態ベースの売上高は、前年同月比106.4%。店舗数が同101.4%、客数が同105.7%、客単価が同100.7%だった。