店長は,今ある店に後から入社することがあります。
ですから,自分が知らないことがたくさんあります。
レジの精算のしかたでさえ,わかりません。
店に入って少しずつ慣れて,いろいろなことがわかってくるようになります。
しかし,まだまだすべてを把握しているわけではありません。
店内のすべてを把握せず,店長になると問題がたくさん起こってしまいます。
一番の問題は,知らないことについても指示をしなければいけないということ
です。
冷静に考えれば,知らないことについて指示するなどできるわけがありません。
しかし,店長は,その立場上,知らないことについても指示しなければい
けないことが出てきてしまうのです。
このような時,わからないけれども一応なんか言っていくか,のノリでスタッフに
指示命令をしてしまうと,大変なことになってしまいます。
どんな間違いであれ,スタッフは,店長の指示とあればその意に沿うように行動し
ます。
そして結果は大きな問題を引き起こしてしまいます。
店長は,自分が知らないことについて何か指示するような場合は,大きな
リスクが伴うものだということをよくよく知っておいてください。
店のすべてを把握する。これがまず新人店長の目標なのです。