ゼンショーが展開する牛丼チェーン「すき家」の9月末の店舗数が1087店舗となり、吉野家ホールディングス(HD)傘下の「吉野家」の1077店舗を抜き、単独の店舗数で初めて牛丼チェーン首位に躍り出た。同社は、“郊外型牛丼店”をテーマに、家族連れでも来店できる店舗として新機軸を打ち出した。「牛丼=男性」の図式を打ち破り、新たな客層を開拓したことが奏功した。一方、吉野家も、従来のカウンター中心の店舗からテーブル型店舗への改装を急いでおり、新たな客層をめぐる“牛丼戦争”が激化しそうだ。