引き続きガスバーナーのお話をします。
 3.ブンゼンバーナー
供給圧力でガスがノズルから噴出し、その時の運動エネルギーで空気孔から燃焼に必要な一次空気(40~70%)を吸引し、混合管でこの空気とガスが混合して炎口から噴出して燃焼する。その際、さらに燃焼に必要な残りの空気(二次空気)を炎の周囲の大気中から拡散によって取り入れて燃焼する。
ブンゼン式燃焼は、炎は内炎(円錐状の青白い部分)、その外側の外炎およびその外周で目視できない高温層から形成されている。最も一般的なバーナーで広く利用されている。
 最近注目されているものに内部炎口バーナーがある。このバーナーは従来のブンゼンバーナーと比較して熱効率が10~20%上がり、輻射熱を減少できるためバーナー前方の体感温度は約20℃低い、その上Noxも50%削減できるということである。

  内部炎口バーナー(コメットカトウ社製)