一昨年頃から始まった「ノンアルコールビール」の人気が続いています。それよりもずっと前からドイツやオランダなどのビールメーカーが手がけていましたが、日本の大手メーカーが相次いで投入し人気に火がついたようです。アルコール度数が0.00%のものはドライバーや妊婦でも飲めるとのこと。健康志向の広がりのほか、飲酒運転の
厳罰化なども売れ行きを後押ししていると見られます。最近はビール風味のものだけでなく、カクテル風味など種類も豊富に登場しています。
 印象に残っているのは、年末に大型スーパーのマタニティグッズ売り場で、妊婦の方に向けてノンアルコール飲料のコーナーを設けていたことでした。アルコール度数ゼロで法律上の酒類に当たらないものは酒販免許も不要なので、通常のお酒とは違った売り方の工夫ができるのかもしれません。しばらくこの人気は続きそうですから、今後はますます意外な場所でノンアルコールの飲料を売っているのを目にするようになるかもしれません。アルコール離れが進む中で、これからの売れ行きが気になる商品ですね。