日本フードサービス協会(略称JF、東京都港区、米浜和英会長)の会員企業を対象にした外食産業市場動向調査によると、2007年4月の既存店ベースの売上高は前年同月比102.4%と、今年に入り4カ月連続のプラスとなったそうです。
客単価は同98.8%とマイナスだったものの、客数が同103.6%と堅調に伸びた。2006年は「客数マイナス、客単価プラス」の傾向が強かったが、今年になってからは逆に、「客数プラス、客単価マイナス」の傾向が強まっているようです。
業態別で見ると、「ファーストフード」の既存店売上高が前年同月比108.2%と、好調ぶりが際立っている。ほかには「喫茶」が同102.0%とプラスだったようです。
 一方、不調だったのは「ディナーレストラン」。5業態のうち唯一、客数・客単価ともにマイナスだった。「ファミリーレストラン」「パブレストラン/居酒屋」は客単価は伸びたものの、客数のマイナスを補えなかったそうです。
新規店を含めた全店・全業態ベースの売上高は、前年同月比105.0%。店舗数が同101.5%、客数が同105.7%、客単価が同99.4%だった。ここでも「ファストフード」の客数の増加(前年同月比110.4%)が目立ったようです。