フードビジネス業界の人材サービスを手がけるテンプスタッフ・フードスター(本社東京都港区、中竹康彦社長)は、社会人のよる管理栄養士の資格取得を金銭面で支援する「管理栄養士スカラシップ」を開始した。
スカラシップ対象者には受験支援金として1人10万円、5人に各3万円を支給するほか、選考にもれた応募者で資格試験に合格した10人(抽選)に祝い金として各1万円を贈る。
 応募対象となるのは、2008年3月実施の管理栄養士試験を受験する社会人(年齢不問)。同社サイト内の応募フォームから申込書と「管理栄養士取得後のキャリアビジョン」(800字相当)の作文を送付する。応募締め切りは7月30日(月)。選考結果は8月16日(木)以降にメール、または郵送で通知される。
 メタボリックシンドロームなどの生活習慣病が社会問題化している近年、予防と治療の両面で栄養指導を行える管理栄養士のニーズが高まっている。しかし、管理栄養士は国家資格で取得難易度が高く、社会人受験者の合格率は7.2%。72.3%が合格する学生受験者の合格率の1割にとどまっている。
テンプスタッフ・フードスターは、実務経験を積みながら資格取得を目指す社会人を支援し、求職者と企業の双方をサポートしていくそうだ。
 最近は外食産業にも人材派遣の分野が進出してきているが、スキルのある人材の囲い込みが人材派遣業の当然の必須事項であるから、こういった育成制度は今後都会を中心にドンドン出でくると思います。