原材料費の高騰、耐えきれずに・・・・。
クリエイト・レストランツは、2月9日(土)、自然食バイキング「はーべすと」「菜蒔季」の計36店舗で値上げを実施。続いて12日(火)から、総合バイキング「みのりの杜」「THE CITY BUFFET」「大地の食卓」「太陽のごちそう」の計13店舗でも価格改定を行った。値上げの理由は、原材料費等の高騰。値上げ幅は、業態や店舗によって異なる、として明らかにしていないが、例えば「菜蒔季 なんばパークス」では平日大人1 人1554円を1598円に値上げした。
さらに、18日(月)からは中華バイキング「香港蒸籠」「九龍點心」「香港厨房」「CELADON」と、洋食・総合バイキング「portofino」「COUNTRY KITCHEN」など6ブランド、さらにデザートバイキング「デザート王国」の計37店舗でも値上げを実施する。
同社はレストラン218店舗、フードコート147店舗、合計365飲食店舗(08年1月末現在)を全国に展開しているが、今回、バイキング方式の118店舗中計86店舗で値上げを実施することになる。
 スターバックスコーヒージャパンも、2月15日から一部フード商品の価格を改定し、定番商品14品目を10~40円値上げする。理由はやはり原材料価格の高騰。フード商品の値上げは96年の1号店オープン以来初めて。ドリンクやコーヒー豆、コーヒー関連商品の価格は変更しない。
 モスバーガーも、原材料費の高騰を理由に、3月28日(金)から、主要商品の販売価格を改定すると発表した。全商品アイテムの約3割の価格を改定し、フード商品15 品を20円、ドリンク12品を10円値上げする。値上げ率は平均で約6%。ただし、もっとも廉価な定番メニューである「ハンバーガー」(220円)と「チーズバーガー」(250円)および「セットメニュー(ドリンク+フレンチフライポテトS)」(290円)などについては値ごろ感を考慮し、現行価格を据え置く。
 ドトールコーヒーも全国の店舗で、3月5日から値上げを実施すると発表している。値上げ幅は、コーヒーを含むドリンク類が20~30円、フード類は10円としている。
食材、包装資材、輸送費、電気・ガス料金など値上げラッシュの収まる気配はなく、メニュー価格の引き上げを迫られる飲食店は今後も増えそうだ。