<全体概況>
4月度売上状況は、全業態トータルで前年同月比 100.8 %と前年を上回り、2月を底に3月、4月と回復基調がみられる。特に、客数が 101.3 %と前年を上回り、堅調な持ち直しをみせている。
業態別では、ファーストフード業態が変わらず好調で客数、客単価とも伸ばし、売上は前年同月比 104.8 %と他業態を牽引しているが、他業態においても徐々に回復傾向がみられる。店舗数についてもファーストフード業態の麺類チェーンや和風チェーンの積極な出店傾向が続き、ディナーレストランやファミリーレストランの洋風チェーンでも前年同月を上回っている。

<業態別概況>
■ファーストフード業態
・ 売上は前年同月比 104.8 %と堅調に推移し、店舗数、客数、客単価とも前年を上回る。中でも、洋風チェーンは積極的な販売促進策により、客数、客単価とも前年を上回り、売上は前年同月比 104.9 %の伸び。また、麺類チェーンは店舗数の大幅な伸びもあり、売上は前年同月比 112.1 %と引き続き好調に推移した。持ち帰り米飯/回転寿司チェーンは客数増加により、売上が前年同月比 104.1 %と上回った。

■ファミリーレストラン業態
・ 売上は前年同月比 97.1 %と前年を下回った。中でも、洋 風チェーンと焼肉チェーンでは販促活動や低価格志向の追い風にのり、客数がそれぞれ前年同月比 102.6 %、 100.8 %と前年を上回り、売上もそれぞれ前年同月比 99.8 %、 98.6 %とほぼ前年並みに推移した。

■パブ・居酒屋業態
・ 売上は前年同月比 98.2 %、客数も前年同月比 99.4 %と、前年に迫る勢いで回復している。

■ディナーレストラン業態
・ 売上は前年同月比 91.7 %、客数は同 96.0 %であったが、3月に比べるとそれぞれ前年同月比は向上している。

■喫茶業態
・ 売上は前年同月比 96.0 %、客数は同 95.5 %と前年同月を下回るが、3月に比べるとそれぞれ前年同月比は向上している。