B級ご当地グルメ日本一を決めるイベント「B-1グランプリ」が18、19日、神奈川県厚木市で開かれる。庶民の味を競う大会も5回目で、出展料理は過去最多。今年こそグランプリをという“老舗”から初参戦の強豪まで全国に及ぶ。経済効果にも期待が膨らみ、厚木大会は60億円との試算も。さて、今年のグランプリは?
 豚の新鮮な大腸を生のまま裏返し、ぶつ切りにしてみそダレに漬け込み、網焼きに。コロコロと丸く、口にすると柔らかな歯応えとその風味のとりことなる。そして、何より安い…。庶民的なこの料理が、第3回B-1グランプリの「厚木シロコロ・ホルモン」だ。
 B-1グランプリはまちおこしを図る青森県八戸市の「八戸せんべい汁研究所」の呼び掛けで平成18年にスタート。その後、全国のB級グルメを統括する「B級ご当地グルメでまちおこし団体連絡協議会」(通称・愛Bリーグ)が発足し、年1回、日本一を決める大会となった。出展による効果はめざましく、1、2回大会を連覇した「富士宮やきそば」を目当てに年間100万人以上が静岡県富士宮市を訪れるという。
 経済効果も抜群だ。前回開催地・秋田県横手市によると、大会期間中の実行委員会費用、観光客の宿泊、消費などで約13億円。これに「横手やきそば」のグランプリ獲得が拍車をかけ、やきそば店や製麺(せいめん)業者への聞き取りでは来店者増による効果は8カ月間で約34億円に上った。
 初の首都圏開催となった今回は初出展18団体を含む過去最多の46団体が参加。前売り引換券は完売し、来場者数も過去最高の30万人が見込まれており、沿線の小田急電鉄は臨時ロマンスカー「B-1グランプリ号」を運行するほど。厚木大会の経済効果は期間中で60億円との試算もある。
 今年の出展料理は悲願のグランプリを狙う「八戸せんべい汁」をはじめ、「甲府鳥もつ煮」、岡山の「ひるぜん焼そば」など初参戦組を含めて九州から北海道まで。
 今回から過去のグランプリは「殿堂入り」して審査対象外となったが、「厚木シロコロ・ホルモン探検隊」の中村昭夫副隊長は「来てもらうことがまちづくりの基本。万食単位で準備しました」と話す。
浜松餃子も参戦されるとのこと、「今年こそグランプリを!」と齋藤公誉餃子学会会長が市長と面談したと昨日の新聞に掲載されていましたが・・・、浜松に明るいニュースが舞い込んでくることを祈っております。
頑張れ浜松餃子学会! 専務 小栗豊人