通常の2倍の大きさの「レッドホットキング」。店舗によっては品薄状態が続く日本ケンタッキー・フライド・チキンは人気商品「レッドホットチキン」の2倍の大きさの辛口チキン「レッドホットキング」(430円)を6月14日から全国で発売。品薄状態の店舗が出るなど、好調な売れ行きだ。
2004年6月に発売した辛口チキン「レッドホットチキン」(220円)は季節限定メニューながら、固定ファンを持つ人気商品。このファン層からの要望などから、今回、通常の2ピース分の大きさの「レッドホットキング」を発売した。
国産鶏肉のサイ(腰)とドラム(脚)の部位をカットせずに丸ごと使用することで、2倍の大きさを実現。「レッドホットチキン」の固定ファンに加え、テレビコマーシャルで初めて知ったという新しい客層の開拓にもつながっているという。発売後1週間で、都心部を中心に品薄状態の店が出るなど、売れ行きも好調。食材の生産量を増やすことが難しいため、店によっては数量限定にする動きも出ており、当初の発売予定前に終了する可能性もあるという。この人気に刺激を受け、通常の「レッドホットチキン」の売り上げも伸びている。
自家製オムスパにビーフパティ2枚を重ねた「オムスパ ダブルバーガー」
ファーストキッチン(本社東京都新宿区、布施義男社長)も6月28日に夏限定メニュー5品を投入。その中の1品が、スパゲティ・ナポリタンを卵で包んで焼き上げた自家製オムスパに、ビーフパティ2枚を重ねた「オムスパ ダブルバーガー」(380円)。ボリューム感満点のバーガーで、消費者のお値打ち感をくすぐっている。
ファストフード業界では、日本マクドナルドが2007年1月12日、ビーフパティ4枚を使用した「メガマック」(350円)を期間限定で発売。インパクトやボリューム感が受けて、3月4日の販売修了まで累計約1150万食を販売した。さらに「メガシリーズ」第2弾として、6月8日から7月19日までの期間限定で「メガてりやき」(330円)を発売中。てりやきポークパティ2枚とレタス、スライスチーズをビッグマックバンズ3枚で挟み込んだボリューム感で人気を集めている。
6月8日には、「バーガーキング」の日本再上陸1号店も開店。こちらも113gと大型の炭火焼きパティにトマト、オニオンが入ったボリューム感たっぷりの「ワッパー」(370円)が名物とあって、こうした“メガブーム”は、他チェーンにとっても見逃せない動きとなっている模様だ。