東京都の板橋区が子育て支援の一環として募集した「赤ちゃんカフェ」の認定第1号店が決定。乳児を抱える区民の利用が始まったそうです。
第1号店に認定されたのは「コミュニティカフェ 夢の玉手箱 はぴくす」(板橋区中板橋7-16、03-6411-0011、火曜定休)。有機野菜や有機米などで作ったヘルシーな食事を提供するほか、授乳やオムツ替えのスペース、絵本やおもちゃのある遊び場所を設けるなど、子育て中の親子が気軽に立ち寄ることができる店作りをしている“親子カフェ”だ。板橋区は子育て世代を応援する利用券(バウチャー)を配布する制度「板橋区すくすくカード事業」を創設し、2006年6月からカードの配布を行っている。
 これは、沐浴サービス、ヘルパー派遣、一時保育といった18種類の子育て支援メニューの中から、希望するサービスを無料で利用することができるもの。利用料は区が立て替えて支払う仕組みだ。子供1人に付き利用券5枚がもらえる。その中のサービスメニューの一つが「赤ちゃんカフェ」。すくすくカード1枚で「スイーツセット(スイーツと飲み物のセット)」が利用できる(1時間以内)。
 「赤ちゃんカフェ」の認定基準は、1:禁煙または分煙を実施している、2:店舗の中、または外にベビーカーを置くスペースが確保できること、3:おむつ替えのできる場所があること、4:授乳スペースの確保ができ、ミルク用のお湯の提供が可能である、の条件をすべて満たす店舗。喫茶店またはそれに類する店が対象だ。第1号店となった「はぴくす」には、7月13日に認定を受けてから、すでに「すくすくカード」利用客が訪れている。
少子高齢化と男女共同参画の時代背景にあって、こういった行政と民間との協力の取り組みが増えていくのでしょうね。