吉野家ホールディングス傘下の吉野家はテーブル席主体の新型店舗の立地を、郊外の住宅街に広げる。住民が日常使う生活道路沿いを想定している。焼き魚定食など牛丼以外のメニュー開発にも取り組む。家族客や女性客を獲得する狙い。売上高構成比が男性の一人客に偏る構造から脱却し、持続的な成長につなげる考えだ。
 同社は昨年から郊外店を中心に、テーブル席を備えた新型店の展開に本格的に乗り出した。都心部などのビル内にある店舗でもテーブル席を設けた新型店を徐々に増やしている。二〇〇八年二月期末の新型店は百一店で、八月末時点では二百六店に拡大。今期末は三百二店に増える見込み。
 郊外ではこれまで主要幹線道路沿いの店舗を中心に、改装で新型店に切り替えている。
浜松市内でも吉野家の新店が続々と誕生しています。牛丼戦争といった様相です。