テレビなどマスコミへの露出度が高い人気店が、再利用可能なドギーバッグを導入し、“食べ残しの持ち帰り”に積極的に取り組んでいる。環境に優しいことをアピールしてリピーターを増やしている。
ドギーバッグとは、主にアメリカで、食べ残しを持ち帰る気恥ずかしさを紛らわすために“犬(ドギー)のエサにする”と言い訳したのが始まりと言われる。食材を無駄にしない、生ゴミの減量につながるなど、お客、店の双方にメリットがある。節約と環境保護への意識が高まる中、タイムリーなサービスだが、引っかかるのはその名称だ。
持ち帰って“人”が食べるのだから、犬のエサを連想させる「ドギー」という言葉は使わない方がベターだ。例えば、環境保護を前面に出し「エコバッグ」やカロリーコントロールとしての「ダイエットバッグ」など、ポジティブな言い換えをすればヒットにつながるはずだ。