“たまごふわふわ”って聞いたことある?このかわいいネーミングは、静岡県西部にある袋井市のご当地グルメだ。
 その名の通り、“ふわふわ”した“たまご”料理なのだが、袋井市観光協会会長・太田忠四郎さんによると、「沸騰したダシ汁に卵を入れ、ふんわりと蒸し固めたシンプルな料理で、江戸時代に袋井宿で出されていたと言います。これを気軽に味わえるご当地グルメとして復活させたのが、たまごふわふわです」とのこと。実は意外と由緒正しい(?)料理なのだ。
 この料理は市内の各店でアレンジされ、バラエティも豊富だ。例えば、天然温泉「遠州 和の湯」にある食事処で出されているのはスープタイプの『たまごふわふわ』(300円)。ふんわり泡立てた卵の下に、あっさり風味の卵スープが潜んでいるというものだ。
 中華バージョンなら醤油ラーメンの上にたまごふわふわがのった「ラーメン太郎」の『たまごふわふわラーメン』(800円)や、たまごふわふわに中華あんがかかった「中華料理 三休」の『中華風たまごふわふわ』(600円)がおすすめ。
 さらにスイーツも存在する。「菓子処 つじもと」からは和菓子になった『たまごふわふわ』(1個80円)が、「五太夫きくや」では地元の味噌を使ったカステラをアレンジした「たまごふわふわカステラ」(1個80円)が販売されている。さらに「じぇらーと・げんき」では、たまごふわふわのメレンゲの上に香り豊かなバニラアイスがのった『たまごふわふわアイスクリーム』(400円)が味わえる。
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