ドライキッチンという言葉がHACCP対応の厨房になることによって認知され厨房の床の施工としても今や当たり前となってきました。
ただドライという言葉が先行していてドライ=濡れない・洗わない床の施工という誤解をしている方々がまだ数多く見受けられます。厨房の床でいうドライという意味は実は、「キープドライ(床を水浸しにしない)」ということなのです。つまり常には水浸しでは当然ないのですが仕事を終えた後は湯水や洗剤等で洗浄出来て常に衛生的な床であり続けなければいけません。
ですから仕上げ材でクッションフロワー材などを使用するということは基本的にはありえないことなのです。
(水かこぼれたら滑る危険がありますし、基本的には水洗いは出来ません。その上長期使用していますと、コンクリートとクッションの間に水が浸透してきて浮き出てくることもあります。
 つまりドライキッチンの床の仕上げは洗浄できるカラーモルタルや樹脂モルタルやタイル仕上げ(ただし目地の浅くて大きめの)が理想とされています。