コーヒーチェーン大手「スターバックス」が3月27日、47都道府県で46番目となる店舗を松江市にオープンさせたところ、初日の売り上げが、国内店舗におけるオープン日の最高額を記録していたことが3日、分かった。
 売上額は非公表だが、運営するスターバックスコーヒージャパン(東京都)は「地方都市での出店初日は売り上げが伸びる傾向があるものの、予想を上回る結果だ」と驚きを隠せない。
 JR松江駅直結の商業施設内にオープンした「シャミネ松江店」。初日は45ある座席も終日ほぼ満席状態で、島根限定のマグカップなどを買い求める人らで100メートル近い行列もできた。また、他県からも多くの客が訪れたという。
 開店から1週間が経過した現在でも行列ができることがあるといいい、宝谷(ほうたに)彰彦店長(39)は「山陰の方がどれだけスターバックスを待ち望んでいたのかを実感した。今後も地域に根ざした店舗運営を目指していきたい」と話していた。
 スターバックスは3月末現在、46都道府県で約980店舗を展開。店舗がないのは鳥取県だけという。