8月の建築着工が歴史的な低水準に落ち込んだことが国土交通省の調べで分
かった。新設住宅着工戸数は前年同月比38.3%減の5万9,749戸で、8月として
は過去最低。季節調整済年率換算値も67万6,000戸と初めて70万戸を割り、統
計を開始した1965年以降で最低を記録した。8月の着工は、分譲住宅、貸家、
持家などすべての用途で減少し、特にマンションは単月で過去2番目に少ない
4,577戸にとどまった。地域別では、首都圏が37.8%減の2万0,912戸、中部圏
が41%減の7,443戸、近畿圏が39.1%減の8,979戸、その他地域が37.6%減の2
万2,415戸と、いずれも大きく減少した。